わりこむ徐波睡眠
ところが、成人の睡眠周期には約100分という強固な枠組みがあって、これをはみでるような追加をすることはかなりむずかしい。
そこで、徐波睡眠を実現させるには、眠りはじめの睡眠周期のなかの紡錘波睡眠とレム睡眠のあいだに、むりやりわりこませるほかない。
徐波睡眠を誘発させる「睡眠物質」という脳内活性物質が、ここで一役買っているらしい。
こうして、睡眠初期には、比較的出現力のよわいレム睡眠がおさえられてしまうのであろう。
必要なだけの徐波睡眠を優先的にとってしまうと、睡眠周期はしだいにほんらいの構造にもどって、紡錘波睡眠とレム睡眠だけのくみあわせになる。
しかし、さきにふれたように、生物時計の影響で、明けがたにちかづくほどレム睡眠がいきおいを増していく。
このような孝えは、ごく最近、数学モデルのなかにくみこまれ、布団 羽毛で眠る人間の睡眠現象をよく説明できることがわかった。