高齢者の睡眠について

高齢者では睡眠が浅くなり中断しやすくなるとともに、早寝早起きとなることが知られています。


こうした変化は、睡眠機構および生体リズム機構の加齢の結果と考えられています。


睡眠の量・質に関するアンケート調査によると、日本人が1日に床の上で過ごす時間は、10歳代の前半では男女とも8時間以上でありますが・・・


加齢に伴い短縮し、40歳代では男性約7.3時間、女性約7.0時間と最短となり、この後延長して、70歳以上になると8.5時間前後でした。


終夜睡眠ポリグラフ検査を用いて客観的に睡眠の量と質の変化をみた研究によると、高齢者では、消灯してから入眠するまでの時間(入眠潜時)が、若年者と比べ長くなるのです(入眠障害)。


また、高齢者では若年者・中年者に比べ入眠後の覚醒(中途覚醒)が多いことがわかりました。


夜、羽毛 布団で入眠してから朝覚醒するまでの間に実際に睡眠していた時間の割合(睡眠効率)は、若年者で約97%であるのに対し、高齢者では約77%と低下しました。


睡眠の内訳としては、浅いノンレム睡眠(段階1、2)が増加し、深いノンレム睡眠(段階3、4)が減少しました。


レム睡眠も減少していました。


・・・つまり、高齢者では、入眠まで時間がかかり、睡眠は浅く、中断が多くなります。

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