朝型と宵型

よくいわれるように、早寝早起きは三文の徳で、よいっばりの朝寝坊は悪徳であろうか。

羽毛 フトンでの眠りには個人差があるし、同一人でも活動の習慣がかわることがある。

融通のきく生活ができることが、とりもなおさず、高等な生きものの長所なのだから、どちらがよい、というような単純な図式で評価するのは早計である。

わかったかぎりでは、朝型と宵型の時差は、体温リズムの時差に密接に関連している。

つまり、体温のピークが早めにくる人は、比較的早く眠くなり、朝早くめざめ、午前中のほうが調子がよい、という傾向がある。

逆に、宵型の人は体温のピークが数時間おくれ、しかも高低の落差が大きくなっている。

体温の変動には、人ごとにかなり安定した日周性がある。

つまり、体温の下降期が就寝時刻となり、体温の上昇期が起床時刻となるように、二種類のリズムが相関しているわけだ。

昼寝は必要?

では、ほんとうは1日を25時間よりもみじかく感じているかというとそうではなくて、そのなかで昼寝をするようになる、といったほうがわかりやすいかもしれない。

つまり、わたしたちの身体は、昼寝を1回、羽毛 ふとんで夜寝を1回しながら、ほぼ一日の周期で生活するのに適したつくりになっているらしい。

だから、人の睡眠リズムは半日リズムの指令のもとに調節されているともいえよう。

眠気が時刻にしたがって増減するのは、これらのリズムのせいである。

昼食後にすこし眠くなり、夜半にかけてぐっと眠くなり、朝になると自然に目がさめるのは、眠気のリズムが半目の周期で変動しているからだ。

サーカディアンリズム

では、若い成人のばあいはどうか。

こたえはイエスでもあり、ノーでもある。

わたしたちの体内にセットされている「生物時計」は、外界リズムで正確に24時間に修止されないかぎり、一日を約25時間とみなしている。

だから、社会的な時間の拘束のない環境地――地下壕とか極地での時計なしの生活――では、人の活動リズムはしだいに間のびしてくる。

この周期のながさは、1日のながさとあまりちがわないから「概目リズム」とか「目内リズム」ということばがよくつかわれる。

「サーカディアンリズム」とカタカナで書くほうがとおりがよいかもしれない。

つまり、私たちの羽毛 布団での寝起きのリズムは、社会の束縛からとかれても、サーカディアンリズムの影響をのがれることはできない。

答えがイエスであるといったのはその意味だ。

いっぽう、こたえがノーであるといったのは時間の拘束がないと、人はもっとこきざみに眠るようになるからである。

1日リズム

文明国ではほとんどの人が、夜明けとともに起床し、まず朝食をとり、昼間ずっとはたらいている。

ほとんどの人が、正午すぎに昼食を食べる。

そして日没のころ最後の食事をとり、夜半まえに高級 羽毛 布団で就寝する。

社会令体がこのような活動様式をもつから、人々はこのリズムに同調して寝起きしなければならない。

つまり、文明社会の24時間周期(「社会時計」)が、わたしたちの日周活動を強制しているのである。

それならば、このような社会の規制からのがれることができるなら、わたしたちは勝手に寝起きするだろうか。

うまれたての赤ちゃんや高齢者には、社会の活動リズムは適用されない。

この年齢層には独特の休息パターンがあるが、これについてはのちにのべることにしよう。

わりこむ徐波睡眠

ところが、成人の睡眠周期には約100分という強固な枠組みがあって、これをはみでるような追加をすることはかなりむずかしい。

そこで、徐波睡眠を実現させるには、眠りはじめの睡眠周期のなかの紡錘波睡眠とレム睡眠のあいだに、むりやりわりこませるほかない。

徐波睡眠を誘発させる「睡眠物質」という脳内活性物質が、ここで一役買っているらしい。

こうして、睡眠初期には、比較的出現力のよわいレム睡眠がおさえられてしまうのであろう。

必要なだけの徐波睡眠を優先的にとってしまうと、睡眠周期はしだいにほんらいの構造にもどって、紡錘波睡眠とレム睡眠だけのくみあわせになる。

しかし、さきにふれたように、生物時計の影響で、明けがたにちかづくほどレム睡眠がいきおいを増していく。

このような孝えは、ごく最近、数学モデルのなかにくみこまれ、布団 羽毛で眠る人間の睡眠現象をよく説明できることがわかった。

不思議な人の眠り

もともと、睡眠周期は、あさいノンレム睡眠(紡錘波睡眠)とレム睡眠とが、この順で対になって構成されていて、この一対が1日のなかで1回ずつ独立して出現していたものと孝えられる。

たいていの動物の眠りは、このようなパターンである。

これに対し、いくつかの睡眠周期をまとめてつないだものが、羽毛 布団 通販で眠る現代の文明人の「特殊な」睡眠パターンである。

こきざみに眠らずに、まとめて1日1回寝るとなると、とうぜん覚醒時間は連続してながくなり、いわゆる「断眠効果」、つまり睡眠に対するつよい欲求がたかまるはずである。

あさいノンレム睡眠とレム睡眠だけでは、この欲求をみたすことができない。

そこで、あらたにふかいノンレム睡眠(徐波睡眠)を発生させる必要性がでてくることになる。

睡眠のプログラム

もっとも、羽毛 布団 販売で寝ている当人はこのことに気づかない。

なぜ睡眠がこのような時間経過をたどるのかは、よく説明されていない。

とはいえ、レム睡眠の出現しやすさには明瞭な時刻の影響があって、実験によってしらべてみると、明けがたばかりか昼間にかけてもしだいにふえる傾向がある。

これは、体内に内蔵されている「生物時計」の指令で、固定化されたプログラムを実行しているとみなされ、簡単に変更できない。

いっぽう、ふかいノンレム睡眠の出現しやすさはむしろ、睡眠に先行する覚醒時間のながさに影響される傾向がある。

しかも、ふかいノンレム睡眠は、なにはともあれ睡眠周期の初期にまとめて出現する。

つまり、身体の生理的な睡眠欲求に応じて、必要なぶんだけを優先的にとってしまうようにみえる。

だから、起きている時間がながいほど、熟睡できるわけだ。

朝型と夜型はどちらが健康的か

早寝早起きで、午前中から活動的な人を朝型と呼び、宵っ張りで午前中はぼんやりし、夜になるほど頭がさえるような人を夜型と呼んでいます。


こうした朝型か夜型かは、年齢により、さらに生まれつきの体質により個人差があります。


体内時計が作り出す約1日の周期の生体リズムの特性が関係しています。


若年者に夜型が多く、老人ほど朝型になるのは、体内時計の加齢変化によるものです。


朝型と夜型については、良い悪いの問題ではなく、その人なりに規則正しい生活をしていて、生体リズムの乱れがなければよいと考えるべきです。


極端でない限り、あるいは社会的な問題がない限りどちらが健康的かということはできません。


ただし、若年者で夜型の人は生体リズムが後ろへずれ、定刻に起床できないなど社会生活に支障を来すことが少なくないため、羽毛 ふとんでの起床時間を一定にし、朝の光を浴びて、生体リズムをずらさないようにすることが重要です。


加齢による生理指標の変化

高齢者では、身体を使う仕事が少なくなり、基礎代謝量も低下し、日中のエネルギー消費や運動量が低下します。


このため、身体が必要とする睡眠量は減少します。


また、身体の成長は終了しており、組織の損傷修復の速度も低下するため、成長ホルモンを分泌する深いノンレム睡眠の必要性も低いのです。


加齢による生理指標の変化は否定的にとらえられがちでありますが・・・


若年者と比較してエネルギー消費が少ないため、布団 羽毛で深く眠る必要がないとも考えることもできます。


加齢に伴って早寝早起きとなり、睡眠している時間帯が早くなります。


これは、体内時計の位相が加齢に伴って前進するためと考えられています。


また、高齢者において、生体リズムの指標である深部体温、コルチゾールやメラトニン分泌の振幅が減少しており、昼寝が増えて多相性睡眠となることから、体内時計自体のリズム強度が減少していると推測されています。


・・・さらに、高齢者では時差ぼけからの回復に時間がかかることなどから、加齢により体内時計の同調機能が減弱していると考えられています。


高齢者では、社会的役割の変化、運動機能の低下に伴い減る可能性もあります。

高齢者の睡眠について

高齢者では睡眠が浅くなり中断しやすくなるとともに、早寝早起きとなることが知られています。


こうした変化は、睡眠機構および生体リズム機構の加齢の結果と考えられています。


睡眠の量・質に関するアンケート調査によると、日本人が1日に床の上で過ごす時間は、10歳代の前半では男女とも8時間以上でありますが・・・


加齢に伴い短縮し、40歳代では男性約7.3時間、女性約7.0時間と最短となり、この後延長して、70歳以上になると8.5時間前後でした。


終夜睡眠ポリグラフ検査を用いて客観的に睡眠の量と質の変化をみた研究によると、高齢者では、消灯してから入眠するまでの時間(入眠潜時)が、若年者と比べ長くなるのです(入眠障害)。


また、高齢者では若年者・中年者に比べ入眠後の覚醒(中途覚醒)が多いことがわかりました。


夜、羽毛 布団で入眠してから朝覚醒するまでの間に実際に睡眠していた時間の割合(睡眠効率)は、若年者で約97%であるのに対し、高齢者では約77%と低下しました。


睡眠の内訳としては、浅いノンレム睡眠(段階1、2)が増加し、深いノンレム睡眠(段階3、4)が減少しました。


レム睡眠も減少していました。


・・・つまり、高齢者では、入眠まで時間がかかり、睡眠は浅く、中断が多くなります。